オート    :リエゾン(移動区間) 180km+SS(競技区間)542km=合計722km
カミヨン   :リエゾン(移動区間) 304km+SS(競技区間)295km=合計599km
モト&クワッド:リエゾン(移動区間) 180km+SS(競技区間)542km=合計722km

やっとマラソン・ステージが終わったとほっとしたのもつかの間、今日のSSは今大会最長のコース。ウユニ塩湖周辺で、終日標高が高い。路面は昨日までとまた違い、土と砂が交互に入り混じる。
ビバークから4km地点のSSのスタートでウユニ塩湖を周回するコースだが、カミヨン部門だけは反対の山の中を回る、295kmのコース。今日も天気が悪くて、大量の雨が予想されている。

昨夜ゴールしていなかった、唯一残っていた女性ライダー、アニー・シール(スウェーデン)が朝6時になってもまだ到着していない。No.135ニコラ・モニン(KTM)は、本人の強い意志にかかわらず、高地病で呼吸器系の問題があるとのことでスタートを取りやめた。

モト第1走者は6:00にスタート、オート部門は9:00第1走者のセバスチャン・ロエブが出発した。

夜中に順位の修正があり、アントワーヌ・メオ(KTM)が5分のペナルティが科された。

ロエブ苦戦、ペテはミス無し。プライス、トリプル優勝

トップ争いがプジョーチームの内輪バトルの様相を呈し始めた。昨日はセバスチャン・ロエブがステージ優勝、そして今日はステファン・ペテランセルが優勝だ。今日のステファン・ペテランセルは良い仕事をした。ロエブがパンクや電気系故障で戸惑っている間にタイムを稼いで、本日のステージを制し、総合でもトップにのし上がった。ロエブとの差、僅か27秒。

モト部門ではトビー・プライス(KTM)が今大会3度目のステージ優勝。パウロ・ゴンサルヴェス (Honda)がかろうじて総合トップをキープするも、プライスにわずか35秒の差。今日は多くのリタイアに印象付けられる日となった

オート部門 :セバスチャン・ロエブの戦歴をみれば彼がレースを凌駕することは不自然ではないはずだが、ステファン・ペテランセルにとって、”新米“の後ろを走るのは気分のいいものではないことは想像に難くない。今日は”Mr.ダカール“がレースを制し、彼のイメージをしっかり際立たせた。今日のスピードの出せないパンクしやすいコースを、ペテランセルは彼の経験とセンスを生かして、今大会2度目のステージ優勝をきっちり果たした。

カルロス・サインツもSS2位で経験を証明した。しかし、昨日はシリル・デプレの故障、今日はロエブのアクセルのトラブルとプジョーチームにとっては穏やかではない。今のところ大きなダメージにならずに済んだが、これらのトラブルは予想より早く起き、今後繰り返されることもありうる。少なくとも、彼らを追い上げ引き立て役に甘んじているナセル・アルアティヤはその一抹の期待があるのではなからろうか。

総合順位では劇的なタイム差だ。トップのペテランセルとロエブは27秒差、続くサインツは5’55”、さらに4位のアルアティヤはà 15’19”。

モト部門:トビー・プライス(KTM)が一昨日のマラソン・ステージ1日目でステージ優勝を果たし、再び今日優勝した。CP3で2分もの差をつけられながら、ゴールでパウロ・ゴンサルヴェス(Honda) に1’12”の差で勝った。パウロは順番通り1番目にスタートしながら、このライバルに手を打つことができなかった。しかしそれでも35秒差で総合トップをキープしている。

マチアス・ウォークナー (KTM)も目立たぬように効果的な走りで総合3位に上昇した。

ホアン・バレダ (Honda)はメカトラブルで度々のストップ、5時間以上ものタイム・ロスにより大きく後退することとなった。

日本の三橋淳は総合65位。

そして何より今日はたいへん多くのリタイアが出たのが印象的なステージでもあった。優勝候補の一人ルーベン・ファリア (Husqvana)は手首を骨折でリタイア。スタート後30km地点で転倒したイタリア人ライダーNo.138, アレッサンドロ・バルベロ(Husqvana)は頭を強く打ちドクター・ストップがかかった。

フランス人No100エリック・クロックロワ(KTM)はCP3の先で転倒、腕の上部損傷でメディカル・ヘリで移送された。

昨日けがをしたスロヴェニア人No.16イワン・ジェイク(KTM)は、膝の痛みの為、一旦スタートしたものの再びビバークに引き返してリタイアした。

クワッド部門:パトロネッリ兄弟が今年2人そろってダカール・ラリーに戻ってきたが、その二人が見事なツィン・ゴールを果たした。マルコス弟はアレヒャンドロ兄に6’39”の差でSSをゴール、総合でも2位に浮上した。二人は総合で1,2位、しかしこちらは兄がトップを抑える。総合3位はロシア人、セルゲイ・カリヤキン、トップと5 ‘39”の差。

一昨日まで総合トップにいたカザレ、なんとか今朝スタートでき、CP3ではトップ・タイムで通過するなどパワフルに走ったが、km308で転倒、鎖骨を骨折しメディカル・ヘリで救助されリタイアとなった。また、一昨日3位まで浮上していたエンリケ・ウンベルト・オクムラも転倒でリタイアした。

カミヨン部門: 再びオランダ人が1,2,3をとった1日。ハンス・スティシーがジェラルド・デ・ローイ(MAN)に僅か7秒差でステージ優勝、そして、3位はピーテル・フェルスルイス(MAN)、1’15”差。総合では本日9位でゴールしたフェデリコ・ヴィジャグラ(IVECO)の後退のおかげでハンス・スティシーがトップに浮上した。しかし総合2位のフェルスルイス(MAN)とはわずか59秒の差だ。そして、総合3位はヴィジャグラ、4’05の差。

日野チームスガワラはJr.照仁が総合17位、父義正が総合38位と固く順位を維持している。