2015/1/7  第4ステージ :チレシト- コピアポ
モト&クワッド,オート :リエゾン:594km  スペシャルステージ:315km    
カミヨン  :リエゾン:594km  スペシャルステージ:174km  

今日のコース
アルゼンチンを出て今日はチリに入る。かなり早い時間にビバークを出発し、リエゾンで高度4800mのサンフランシスコ峠を抜けてアンデスを山越する。続く315kmのSS (カミヨン部門は174km)は鉱山の中のピストから、次第にアタカマ砂漠へと侵入する。徐々に空間が広がり砂路面になって、コピアポのゴールまで40kmは大きな砂丘ステージ。

バレダ とアルアティヤが総合トップに
SSでは終日、トップを引くマルク・コマについて走っていたホアン・バレダ 。しかし最後の十数kmで追い越し、今大会2度目のSS優勝を果たした。HRCチームのライダーはレースが始まってわずか4日で総合順位トップの座についた。
同じ戦略でアルアティヤも熾烈なライバル争いから抜け出し、トップでゴール、本日のSSを制した。

チレシトのスタートをトップでスタートしたホアン・バレダ は余裕のタイム差があるので無理な走行はしない。経験豊かで速いマルク・コマについて、バレダ はさらにタイムを縮められるよう速いスピードにのって理想的な位置でSSを走行した。しかし競技者の意地として、バレダ はおとなしくライバルKTMに2015大会の優勝旗を譲るわけにはいかない。SS最後で巻き返し、今大会2度目のステージ優勝を果たした。ダカール・ラリー4度の総合優勝者マルク・コマは、明日から反撃にかかって来るに違いない。

一方、総合2位にいたチームメイトのパウロ・ゴンサルヴェス は、絶好調のチームメイトをよそに15分ものタイムをロスし、SS12位と後退してしまった。ライバル、ルーベン・ファリア(KTM)も同様トップと11分遅れのSSのゴールで、総合タイムはリーダーと23分もの開きができた。
チリ人パブロ・キンタニーヤ(KTM)が地元に花をもたらすべく奮闘、トップと3分あまりの差でSS3位のゴール、総合でも6位に浮上した。SS4位はジョルディ・ビジャドムス(KTM)、11分近い差でSSをゴールし、総合で5位につける。昨日のステージ優勝者、マチウス・ウォークナーは23分ものタイム・ロス、総合タイムでトップとの差33分になった。
女性ライダー、ライア・サンスはSS8位と素晴らしい走りを見せた。総合12位に浮上。

クワッド部門ではラファウ・サノクが、1日目2位、2日目4位、3日目3位、そして4日目の今日ついにSS優勝を果たした。総合順位でトップに浮上したポーランド人サノクはこのコピアポのステージで、輝かしい成功を手に入れ、併せて総合タイムでもライバルたちと大きく差を広げた。地の利を得たチリ人、イグナシオ・カザレのみがSSで3分半ほどのタイムでゴールしたが、他のライバルたち、モハメッド・アブイッサやラフエンテは13分以上の差でのSSゴールだった。

オート部門、カタール人、ナセル・アルアティヤは終日トップ集団の中で走り、最後の砂丘ステージに入って大きく他を引き離した。いかなる路面でも怖いもの無しというところか。チームメイトであり2014年大会総合優勝者、ナニ・ローマも奮闘、2’40”差でSS2位につけた。しかし、MINIを脅かすTOYOTA Hilux のジニエリ・ド・ヴィリエもトップとの差2’57”でSS3位につき、総合順位で2位。最終ゴールのポディウムを虎視眈々と狙う。
TOYOTA Hiluxチームは、サウジアラビア人ヤジード・アラルヒ、オランダ人テンブリンケらがそれぞれSSを3位5位でゴールし、総合タイムで2位、3位、4位を押さえるステージとなった。アラルヒはダカール・ラリー初参加の驚きの成績だ。

プジョーに乗るステファン・ペテランセルはCP5を素晴らしい走りで飛び込んできたが、熱意が大きすぎたか、チェックポイント2mのところでパンク。それでもトップと5’48”の差でSSを終えた。
チームメイトのカルロス・サインツはスタート後30kmあまりの地点でメカ・トラブル、長時間ストップして総合優勝への夢が断たれた。
同じく失意の一日となったオーランド・テラノヴァ、総合3位で今朝3番目にスタートしたが、72km地点でストップし、優勝候補から外れることとなった。
チーム・ランドクルーザー・トヨタオートボディチームのジボン、三橋がトップから1時間ほど遅れて、それぞれ41位、43位でゴールし、61台がSSゴールを通過した現在(現地時間22時)、まだゴールできていない。
ロビー・ゴードンもまだコピアポに着いておらず、トップとの時間差は数時間となってしまう。

カミヨン部門では、アンドレイ・カルギノフ、エドワルド・ニコラエフ、アイラット・マルデーブのKamaz3台が1,2,3フィニッシュを果たした。カルギノフはトップ・タイムでSSゴールを通過したが、その後の判定で1分のペナルティを科され、ステージ優勝はニコラエフのものとなった。総合でもKamazが゙1,2,3を押さえ、ライバル、アレス・ロプライス(MAN),ハンス・スティシー(IVECO)が10数分差で追う。カミヨン部門は1度のトラブルでも大きくタイムを失うので、いつ交代劇があるのか目が離せない。

映像 ⇒ VIDEOS:Stage4 http://www.dailymotion.com/video/144824967