第9ステージ カラマ – イキケ
リエゾン:29 km SS:422 km

今日のコース

ダカール・ラリー2014は最北のビバーク、イキケに向かう。途中、今大会始めての海岸べりの走行。SSの前半はグラベルコース、その後150kmにおよぶアタカマ砂丘越えが待っている。SS最後は、恒例のイキケのウルトラ下り。3kmにわたって30%の勾配を下るスリリングな激坂だ。
 

コマ, リザルトをさらに叩き、ペテ、穴を埋める…

 
今日のフェシュフェッシュと砂丘のステージを制したのはマルク・コマ、今大会2度目のステージ優勝で、総合トップの座をより確実なものとした。通算23回目のステージ優勝。一人だけになったライバル、バレダ とは1’21”の差、デプレと5’28” の差だった。オート部門ではアタックが大きな功を奏したペテランセルがステージを制した。今大会3度目のステージ優勝、総合でトップのナニ・ローマとの差が12’10”まで縮んだ。
 
第36回大会の最大の山場と言われていた今日の第9ステージ、カマラからイキケまでの422kmのSSでは、誰よりもマルク・コマが安堵の結果となったのではなかろうか。今朝バレダ 、デプレに続き3番目にスタートしたコマはすぐに追いつく。コースを巧みにかわし、トップ・タイムでゴールを抜け、SSゴール手前10kmあまりのところでに燃料トラブルでタイム・ロスしたデプレに 5’28”の差をつけ、ステージ優勝を果たした。
 
アラン・デュクロ(Sherco)は今日もまたトラブル。バイクのバルブが壊れ、チームメイトのフランシスコ・エラスリスに牽引されてビバークに到着、これでデュクロの夢も絶たれた。一方、コントロール・ゾーンをオーバー・スピードで走ったホアン・バレダ は15分のペナルティを科され、総合トップのマルク・コマと 55’36’のタイム差になった。そして、デュクロ失墜はコマのウォーター・キーパー、ジョルディ・ビジャドムス(KTM)の総合3位の位置をより安泰にさせた。
 
SS2位でゴールしたシリル・デプレは総合8位と1つ順位が上がったが、総合ではトップのマルク・コマと2h30’の差がある。そして今日の特記事項は、レディスの総合トップにいるライア・サンス(Honda)、SS7位という快挙を遂げた。
 
クワッド部門ではリーダー、イグナシオ・カザレ(Yamaha)が思わぬトラブル。Km177でパンクでストップ、修理が長引いてしまった。その間にセルジオ・ラ・フエンタ(Yamaha)、ラファウ・サノク(Yamaha)らに次々と追い越される。ステージを制したのはオランダ人、セバスチャン・フセイニ(Honda)、再出発してスパートしたカザレはなんとかSSトップとの差24’58”でゴールした。
 
総合ではカザレがトップをキープ。2位ラ・フエンタ22’34”の差、3位サノク46’28”。今日活躍したフセイニは総合4位だが、トップと3時間以上もの差がある。
 
SSの初盤はフェシュフェッシュのピストでモト&クワッドらがかなり荒れる。その後にスタートするオート部門は、できるだけ早い方がより有利だ。ナセル・アルアティヤは1番目のスタートなのでコースオープン役、しかしその利を充分生かせない中、ステファン・ペテランセルが全力をかけてアタックする。後半の砂丘ステージではいくつかのウェイ・ポイントを通過しなければならず、ナビゲーションが非常にむずかしい。ここで砂丘を得意とするペテランセルがアドバンテージをとって、トップ・タイムでゴールを通過。アルアティヤに2’17”の差でステージを制し、今大会3度目、通算64回目のステージ優勝を果たした。通算のステージ優勝回数は、これまで最高だったカミヨン部門のチャギン(Kamaz)を抜いて、最高記録。
 
しかし、この最高記録にもかかわらず、ステファン・ペテランセルことMr.Dakarは、総合タイムでまだナニ・ローマに追い付かない。今日のSS3位でゴールしたカタルーニヤ人、ナニ・ローマが総合で相変わらずトップをキープ、2位のステファン・ペテランセルとは12’10”の差。
 
そして、不運だったのはカルロス・サインツ、km195でサスペンション・アームを壊し、応急処置した後イキケのビバークまでトロトロ運転でたどり着いた。オーランド・テラノヴァは1度のパンクにもかかわらずSS3位、トップとのタイム差 14’14”と快調な走りだった。一方、ジニエリ・ド・ヴィリエは2度のパンクとナビゲーション・ミスでややタイム・ロスし、トップとの差, 22’57”でSS5位でゴール。
 
総合でオーランド・テラノヴァは3位につけているが、トップとの差は54’33”、総合4位のナセル・アルアティヤも59’46”の差がある。
 
カミヨン部門ではアンドレイ・カルギノフ(Kamaz)が今日も冴えたナビゲーションと終日のアタックで、2日連続のステージ優勝。今大会3度目、通算8度目のステージ優勝だ。SS2位のジェラルド・デ・ローイ(Ivevo)は19’07”、SS3位、エドワルド・ニコラエフ(Kamaz)、28’47”の差。
 
総合では、オランダ人デ・ローイ(Ivevo)がトップをキープ、2位のカルギノフ(Kamaz)と 13’28の差、3位のニコラエフ(Kamaz)に 1h21’41”の差をつける。
 

US – Stage 9 – Car/Bike – Stage Summary… 投稿者 Dakar