Category : 2014Live

第13ステージ :ラ・セレナ-バルパライソ
リエゾン:378 km SS:157 km
 

今日のコース

 
ダカール・ラリー2014最後のSSは、いたるところにサボテンが生えている丘をいくつも抜けるコース。ここを過ぎたらいよいよバルパライソの人家が建て並ぶ丘の美しい光景が見えてくる。最終ゴールに近づくにつれ、じわじわと喜びと感動が湧き上がる。しかし、ここで気を抜いてはいけない。これまで何人の競技者がこの最後のステージで失敗したことか。ともかく慎重に走ることだ。たとえ、ゴールラインまであとわずかだとしても、最後の最後まで慎重に。表彰台が待っている。
 

カタルーニャ人が制したダカール・ラリー:
コマ、4度目の総合優勝、ローマ、レジェンド入り…

 
今大会スタートした競技者は全部で431台(モト174台、クワッド40台、オート147台、カミヨン70台)。そして、このバルパライソのゴールまで完走したのは204台(モト78台、クワッド15台、オート61台、カミヨン50台)、47%の完走率だ。ここ南米での第36回大会で印象づけられたのはカタルーニャ人たちの活躍。
 
モト部門ではKTMのマルク・コマとジョルディ・ビジャドムスが1,2フィニッシュ。一方オート部門でもナニ・ローマが総合優勝、モト部門での優勝以来の総合優勝だ。
 
モト部門ではフランス人、オリヴィエ・パン(Yamaha)が究極のリーダー、シリル・デプレを押さえてポディウムに上った。
 
オート部門ではMiniの1,2,3 フィニッシュ。波乱の順位入れ替わりの後に、結局ローマがペテランセルに5’38”の差で総合優勝となった。モト&オート部門で総合優勝した3人目の競技者。
 
クワッド部門では、26歳の若いイグナシオ・カザレ(Yamaha)が総合優勝、地元チリに有終の美を飾った。
カミヨン部門はアンドレイ・カルギノフ(Kamaz)がダカール・ラリー初の総合優勝。

 
昨年は、シリル・デプレと彼のウォーター・キーパー、ルーベン・ファリアがKTMの1,2フィニッシュを果たした。そして、今年は、マルク・コマと彼の忠実なアシスト、ジョルディ・ビジャドムスの2台のKTMが代わって1,2フィニッシュ。コマは2009年以来、4度目の総合優勝。2011年大会以降、1回のSSで大きくライバルと差を広げるコマの戦略があまり生かされてこなかった。今年は最初の4日間が過ぎたところ、チレシトのマラソンステージで最高のパフォーマンスを見せ、バレダ を総合トップから引きずり落とし、強敵、デプレが電気系のトラブルで勝利のチャンスを失う中、リーダーの位置に上った。そして、第5ステージで総合トップになってから、ライバルたちが転倒、メカ・トラブルなどタイムをロスしているにも関わらず、ミスすることなく、淡々と首位の位置を守り通した。
 
レースを最初に離脱したのは、昨年デプレと勝利を分かち合ったルーベン・ファリア(KTM)。続いて、チームメイトのチャレコことフランシスコ・ロペス(KTM)、共に転倒しリタイアを余儀なくされた。そしてHondaのパウロ・ゴンサルヴェスは第5ステージでバイクから火が出て、ポディウムへの夢が消えた。
 
その一方、Shercoのライダーらが熱い情熱をポディウムに向ける。ホアン・ペドレロ・ガルシアが第4ステージ優勝、第9ステージでSS3位など、何度も上位に食い込む。だが、総合順位は思うような位置に付けずに終わった。チームメイトのアラン・デュクロも第6ステージで優勝しただけでなく、休息日まで総合4,5位と最もポディウムに近い位置にいたが、第7ステージで転落、そしてその2日後ついにShercoのエンジンが息絶えた。
 
後半コマを一番脅かしていたライバル、ホアン・バレダ(Honda) 。コマがエンジン交換によるペナルティで15分というタイムを失い、二人の総合タイムの差が30分あまり、バレダ は総合優勝あと一歩というところをキープしていた。
 
ところが、最終ゴールまで3日というところ、コピアポの砂丘の中で転倒、2時間以上ものタイム・ロスにより総合7位に後退。最終ステージで優勝するも、150kmあまりのSSで大きな差を挽回できず、総合7位で幕を閉じた。
 
タイトル保持者、シリル・デプレは第5ステージでエンジンのオーバーヒートやナビゲーションミスなどにより12位に後退。しかし、最後まで絶対にあきらめず、粘り強く順位を挽回する。休息日で11位、休息日後は毎日少しずつ順位を上げ、ポディウムまであと一歩というところで、総合3位をオリヴィエ・パン(Yamaha)にさらわれてしまった。Yamahaは総合3,4位をとる一方、Hondaはエルダー・ロドリゲス5位、ホアン・バレダ 7位、ダニエル・グエ8位の成績。
 
レディスでは、カタルーニャ人、ライラ・サイツが総合16位というすばらしい成績で部門優勝した。これまで女性ライダーの最良の成績は、1981年総合10位のクリスティーヌ・マルタン、1982年の総合14位、ニコル・メトロ、1984年の総合15位、ヴェロニク・アンクティル。
 
オート部門を振り返って見ると、なんといっても驚きなのはダカール・ラリーでステージ優勝6回を果たしているポルトガル人、カルロス・スーザのリタイアだろう。中国のメーカーHavalは今大会13のSSを走行するはずだったのに・・・・。第1ステージ優勝の翌日、km33地点でターボが壊れて戦線離脱となった。
 
SMGバギーのパフォーマンスも印象的だった。カルロス・サインツ、今大会2度のステージ優勝、第4ステージで総合トップをとりながら、第10ステージのリエゾンで飛び出した動物によってリタイアを余儀なくされた。
 
さらにToyotaのジニエリ・ド・ヴィリエもコンスタントに総合上位につけ、最終ステージでも優勝、最終的にMini軍団に対抗する唯一のドライバーとして総合トップ5入りした。 
 
今日の大会ファイナルでは、ほぼ予想されていた通り、Miniの11台の内、総合1,2,3フィニッシュ。それに加えて、5台が総合トップ6入り、11台全車完走という、モータースポーツの上で非常に完成度の高い成果を出した。総合優勝のナニ・ローマは、モト部門で優勝してから10年ぶりの総合優勝。モト部門&オート部門の総合優勝者は、ユベール・オリオール、ステファン・ペテランセルに続いて3人目だ。Miniチームは、最終日の2日前スヴェン・クワンツ監督から、競争禁止という厳しいチーム・オーダーが言い渡されたにもかかわらず、その翌日順位が入れ替わった。さらに翌日の今日、最終ステージでチーム・オーダーどおりに収まった。
 
このチーム・オーダーがあったにせよ、10ステージで総合トップをキープし、一度はステファン・ペテランセルに奪われながら、再び総合トップを最終ステージで手にしたナニ・ローマのパフォーマンスも素晴らしい。一方のミスター・ダカールことステファン・ペテランセルも、常に総合上位につけ、アタックをしかけたにもかかわらず最終的に総合2位、トップと5’38”の差だった。しかし、今大会でも4度のステージ優勝を果たし、通算65度のステージ優勝はダカール・ラリー史最高記録。
 
今大会2度のステージ優勝を果たし、最終的に総合3位になったナセル・アルアティヤは、総合優勝のローマと56’52”の差だった。第10ステージでウェイ・ポイントを外して1時間のペナルティを食らわなければ、総合優勝を手にすることが出来たのにと言う悔しい思いが残る。
 
今日のステージ優勝を果たしたジニエリ・ド・ヴィリエは、最終総合4位だったが、彼の10回のダカール・ラリー参戦の内、トップ5に入るのが7度目という成果。
 
この他、注目したいのは、ポーランド人、マレック・ダブロウスキー、初参加で総合7位。中国のメーカーHavalで2年連続トップ10に導いた、クリスチャン・ラヴィエイユ。市販車無改造部門では、日本人、三橋淳が3度目のクラス優勝を果たす。ソロ部門(車に乗っているのがドライバー一人だけ)は、フランス人エリック・ベルナールがクラス優勝、総合23位だった。
 
クワッド部門では、イグナシオ・カザレ(Yamaha)の優勝。タイトル保持者のマルコス・パトロネッリ(Yamaha)は、第1ステージで優勝し、「ダカール・ラリーの本格的なレースはこれから」と言った翌日、脱水症でリタイアしてしまう。その後、カザレにとっては、ラファウ・サノク(Yamaha) やセルジオ・ラ・フエンタ(Yamaha)などベテラン強豪を相手に、決して楽なものではない。ライバル、ラ・フエンタは第5ステージで優勝すると総合トップに躍り出て、カザレと熾烈なバトルを繰り広げる、が、あと二日で最終ゴールを迎えるという第11ステージのkm272でエンジン・トラブル、レースを離脱していく。セバスチャン・フセイニ(Honda)の激しい追い上げにもめげず、ついに総合優勝。フセイニは総合3位。総合4位はカタール人モハメッド・アブ・イッサ。総合5位は、ルーキー、ヴィクトール・ガレゴス。レディス部門で、仏伊の混血カメリア・リポロティが総合13位で優勝。完走者15人のうちの13位だが、スタート時には40台のクワッドがいた。
 
カミヨン部門は、IvecoとKamazのいずれが優勝となるか、最後の最後まで目を離せないレースだった。最初のSSを制し、総合トップになったのがKamazのアイラット・マルデーブだが、最後総合優勝を手にしたのは、Kamazのアンドレイ・カルギノフだった。最終ステージ前日のSS、 カルギノフは順調に勝利に向けて走っていたが、SSの最後、ゴール手前で前を走るMINIのNO.319(Yong Zhou, 中国)が転倒し、コースをブロックされてしまう。10分ほどブロックされている間に、この難に会わずにゴールしたジェラルド・デ・ローイがステージ優勝、カルギノフは総合で9’34”の差をつけられる。夜になって、オフィシャルの調整が入り、ブロックされていた時間として5’20”が加算された。こうして、最終的に、ジェラルド・デ・ローイに3’11”の差で、カルギノフが初の総合優勝を手にした。総合準優勝はIvecoのジェラルド・デ・ローイにとられたが、Kamazチームは、総合3,4,5位と独占、華々しい成績。
 
カミヨン部門では、今大会、オランダ人、ピエテル・ヴェルスルイス(Man)の初参加にして初ステージ優勝、くしくも第3ステージでリタイアしてしまったが、アイラット・マルデーブ(Kamaz)の第1ステージ優勝、総合トップの記録なども特記したい。
 
排気量10リットル未満クラスで常連の優勝者、菅原照仁(HINO)が総合12位と驚異的な記録で、今年もクラス優勝。そして父菅原義正もクラス2位、総合32位で、参加数、完走数のギネス記録を伸ばした。
 

US – Stage 13 – Car/Bike – Stage Summary – (La… 投稿者 Dakar
 

エリック・パラントの訃報

 
去る1月10日朝8時50分、第5ステージ、チレシト → トゥクマンのSSのKm143でカミヨン・バレーが遺体となったパラントを見つけた。ベルギー人ライダー、エリック・パラントはリエージュで清掃業を営む会社経営者、5人の子供を持つ父親で、熱烈なモータースポーツファン。ダカール・ラリーは今回11回目の参加だった。今回は、ノー・アシスタンス部門での部門優勝を目指して意欲を燃やしていた。昨日主催者は、パラントからの警報は受けておらず、カタマルカ州警察が死亡状況・原因について調査を行っている。
 
「毎年、ビバークで顔を合わせていた馴染みのライダーなので、心が痛む。本当にバイクを愛していた人だった。本当に一生懸命エネルギーを注ぎ、トレーニングを積んでいた。再び家族の元へ帰れないことを思うととてもかわいそうだ。」とシリル・デプレが語る。
 
夜のブリーフィングでエチエンヌ・ラヴィニュ、ダカール・ラリー総監督が訃報を発表し、哀悼の意を表した。「発見された時、パラントはレース・ウェアを着て、ヘルメットを付けていた。(競技者が事故などを主催者に知らせる)ビーコンは押していなかった。原因がわかるのに、当局の調査結果を待たなければならない。とりわけ熱心なダカール・ラリーファンだっただけに、非常に悲しい。」と言葉を詰まらせていた。
過去36回のダカール・ラリー大会で、競技中に死亡した競技者は、これで23人目。(レキップ紙、2014/1/11)
 


第12ステージ エルサルバドル - ラ・セレナ
リエゾン:349 km SS:350 km
 

今日のコース

 
いつものコピアポのビバークを見下ろすようなエルサルバドルの今日のステージ。カマンチャカの朝の深い霧でレースがキャンセルにならないよう、いつものコピアポより高い場所にSSのスタートが設定された。今日も砂丘ステージが競技を左右する鍵となり、特にSS最後で大きな砂丘越えがある。砂丘=スタックと言っても過言ではない。それゆえ、リーダー他競技者たちに今日も何が起こるかわからない。
 

総合優勝が見えてきたローマ, 総合優勝がモヤモヤになってきたMINIチーム…

 
ダカール・ラリー2014の最後のロング・ステージ、デプレがSSを制し、今大会2度目のステージ優勝を果たした。コマは相変わらず総合トップ、一方、最もコマを脅かしていたバレダ がメカ・トラブルで大きく後退。
 
オート部門では、チーム内競争禁止のチーム・オーダーにもかかわらず、今日のSSではナニ・ローマとステファン・ペテランセルが交代、結果、総合順位でもペテランセルがトップに浮上、その差わずか26秒。
 
ダカール・ラリー2014、最終ゴール2日前の今日のステージ、350kmのSSがコピアポの砂丘越えで終わる総計699kmの長いコース。そのステージを制したのは、マスター、シリル・デプレ、今大会2度目、通算33度目のステージ優勝。今朝コマに続いて2番目のスタート、150kmあたりのところでコマを追い越し、コースをオープンする。コマは総合トップの座をキープすべく、ゴールまでシリル・デプレにぴったりついて走った。ツイていなかったのはホアン・バレダ 、総合2位という順位で今朝スタートしたが、転倒した折に、メカ・トラブルに見舞われる。何度もストップした後、km265から歩いてゴール。SS優勝のシリル・デプレに2h29’35の差だった。
 
嬉しい成果だったのはSS3位のオリヴィエ・パン(Yamaha)、トップと5’57”の差。SS4位はエルダー・ロドリゲス(Honda),  7’21”の差、SS5位はジョルディ・ビジャドムス(KTM)、 9’10”。
 
コマは昨夜エンジン交換の理由で15分のペナルティを受けたが、総合順位には何の影響もない。彼のウォーター・キーパー、ジョルディ・ビジャドムス(KTM)は今日総合2位に浮上したが、二人のタイム差は1h59’49”。オリヴィエ・パン(Yamaha) が総合3位に浮上してきた。しかしパンと総合4位のシリル・デプレとの差はわずか3’45”、バルパライソの最終ゴールでどちらがポディウムをとることになるのか。
 
総合7位に後退したホアン・バレダ はトップとの差 3h04’54”。
 
クワッド部門では、昨日の長いSSで手と手首の痛みを訴えていたイグナシオ・カザレ(Yamaha)だが、今日もずば抜けた走りでSSを制した。オランダ人、セバスチャン・フセイニ(Honda)に5’05”の差でステージ優勝、今大会6度目。
 
総合では、2位のラファウ・サノク(Yamaha)に 1h23’42、3位のセバスチャン・フセイニ(Honda)に5時間半以上もの差をつけている。
 
訳のわからないことになってしまったオート部門。Miniチームのローマ、ペテランセルとアルアティヤは、昨日、順位キープのチーム・オーダーにより、守りの走りに徹していた。ところが今日はこの3人が順位争いなのだ。SSを最初にスタートしたオーランド・テラノヴァ(Mini)が砂丘でスタック、長時間タイム・ロスしてしまう。一方ナニ・ローマもスタート直後にパンク、直ぐにナセル・アルアティヤやステファン・ペテランセルに追い付かれてしまう。そこでペテランセルはローマを追い越すが、こちらもスタック、だが直ぐに動き出す。その後、今度はローマがスタック、追い越したペテランセルに先を行くよう指示。ゴール手前500mでペテランセルを追い越してゴール・ラインを越えるが、時既に遅し。
 
SS最後でナビゲーション・ミスをしたナセル・アルアティヤを押さえて、SS優勝を手にしたのはステファン・ペテランセルだった。今大会4度目、通算65度目のステージ優勝。SS2位のアルアティヤに3’38”、SS3位のローマに5’58”の差だった。
 
そしてなんと、総合でペテランセルはトップに躍り出る。2位ローマ、わずか26”の差。3位はアルアティヤ、54’07”の差。トップ5にMiniが4台入る中、唯一のライバルのジニエリ・ド・ヴィリエ(Toyota)は今日も素晴らしい走りでSS4位、総合でも4位に浮上。総合5位のオーランド・テラノヴァ(Mini)と6’44の差。
 
カミヨン部門では、ジェラルド・デ・ローイが再びチカラを見せつけ、今大会3度目、通算27度目のステージ優勝を果たした。SS2位はアンドレイ・カルギノフ(Kamaz) 、わずか31”の差。SS3位はエドワルド・ニコラエフ(Kamaz) 、トップとの差3’18”。
 
結果、総合で昨日のままカルギノフ(Kamaz)がトップを維持、2位のデ・ローイ (Iveco) に7’25”の差。3位のニコラエフ(Kamaz) とは 1h38’38”の開きがある。
 

US – Stage 12 – Car/Bike – Stage Summary – (El… 投稿者 Dakar


第11ステージ アントファガスタ – エルサルバドル
リエゾン : 144 km SS : 605 km
 

今日のコース

 
今日の総走行距離は749km、長いだけでなく、アタカマ砂漠を越える難関が待ち受ける。ラリーレイドとしてのハイ・クォリティのコースで、ありとあらゆる試練が待ち受ける。鉱山のピストを抜けた後は、たくさんのリオ(枯れ川)越え、そしてコピアポの砂丘・・・・。最速のライダーでも予定走行時間は7時間と超長い。言い換えれば、今日のコースでは思わぬ番狂わせもありうると言うことだ。2014大会のまさに山場のステージだ。
 

コマ、絶大な君臨… MINIチーム、フリーズ…

 
この第36回大会で最も長いステージの一つで、マルク・コマは今大会3度目のステージ優勝を果たした。リーダーのチカラをまたしても示し、総合タイムでわずかながらライバルとの差を広げた。オート部門では、Miniのチーム・オーダーが下りたことが印象付けられるレースとなった。その為、ペテランセル、ローマ、アルアティヤらが争うのを止め、守りの走りの中、それを利用してオーランド・テラノヴァが今大会初めてのステージ優勝を手にした。
 
ダカール・ラリー2104の第11日目、605kmの長いSSで、再びマルク・コマの華々しい成果の日となった。今朝SSを5番目でスタートしたが、間もなく転倒、直ぐに走り出し、SS前半を全力で飛ばす。砂丘の中で、シリル・デプレに追い付き、そこからゴールまでいっしょに走る。結果、コマはトップ・タイムでゴールを通過、デプレと2’51”差だった。そして、総合3位を巡ってジョルディ・ビジャドムス(KTM)と争っていた、オリヴィエ・パン(Yamaha)が会心の走り。わずか30秒あまりだがSS3位につけ、ビジャドムスはSS4位。
 
一方、今朝トップでSSをしたホアン・バレダ 、コースをオープンしながら走るうちにkm250で転倒、ナビゲーション・システムを壊してしまう。そこで、シリル・デプレが追い付くのを待って、いっしょに走行、マルク・コマらと同時にゴールする。結果、ホアン・バレダ はトップとの差8分あまり、SS5位でゴールした。
 
*夜になって選手らのナビゲーション・システムのチェックが行われ、マルク・コマが15分のペナルティを追うことになった。これにより本日のSS優勝はシリル・デプレに変更、ホアン・バレダ もSS4位になった。総合ではマルク・コマが依然としてトップをキープ、2位のホアン・バレダ とは37’36”。総合3位のビジャドムス(KTM)は2時間近いタイム差がある。
 
オート部門 :「レースは終わり。上からゆっくり走るよう命令が下りたんだ。ナニ・ローマと40分以上開きがあったのを2分あまりまで縮めてきた。でも、もう終わりなんだ」と、今日のスタート前、ステファン・ペテランセルが打ち明けた。X-Raidチームから、トップ争いは止めるよう、ペテランセルやアルアティヤに通達されたのだ。総合1,2,3フィニッシュを狙うべく、今の順位をキープすべく、SSを守りの走りに徹するよう、チーム命令を下された。Miniチームがおとなしく走っている間、ライバルのオーランド・テラノヴァとジニエリ・ド・ヴィリエは、相変わらずアタックを続け、アルゼンチン人テラノヴァはローマに10’57”ものタイム差でSSをゴールした。今大会2度目のステージ優勝。一方、ド・ヴィリエは3度もパンクを喫しながらもSS3位、トップと12’38”の差でゴール。バトルを止めたステファン・ペテランセルとナセル・アルアティヤは14’14” 、20’57”の差で、SS4位5位でゴール。
 
総合では、ナニ・ローマがステファン・ペテランセルと5’32”の差で、トップ、3位はナセル・アルアティヤ56’01の差。総合4位はオーランド・テラノヴァ、01h3’39”, 5位はジニエリ・ド・ヴィリエ、01h15’57”。後者2名はまだ総合3位が狙えるタイムだ。
 
カミヨン部門でも大きな入れ替わりのあった一日。Kamaz向けのコースをきっちり走り、アンドレイ・カルギノフ(Kamaz)が今大会4度目、通算9度目のステージ優勝を果たした。 2位はチームメイトのエドワルド・ニコラエフ(Kamaz)、 14’18の差、3位はパンクで18分あまりストップしなければならなかったジェラルド・デ・ローイ、15’51の差。
 
総合では、レース翌日から昨日までトップにいたジェラルド・デ・ローイと代わってアンドレイ・カルギノフ(Kamaz)が浮上、2位のジェラルド・デ・ローイと、7’56 の差。あと2日間のステージをどちらが制することになるのか?
 
クワッド部門では、総合2位にいたラ・フエンタ(Yamaha)が、km272でエンジン・トラブル、リタイアを余儀なくされた。総合トップのイグナシオ・カザレ(Yamaha)はマシーンにトラブルがあるも、タイムは安泰。総合2位のラファウ・サノク(Yamaha)は3時間以上の開きがあったが、夜になってペナルティが科され、二人の差は1h04’32”となった。カザレは今日のSS優勝で、通算6回目。
 
 

US – Stage 11 – Car/Bike – Stage Summary… 投稿者 Dakar


第10ステージ : イキケ - アントファガスタ
リエゾン:58 km SS:631 km
 

今日のコース

今日の海岸に沿って南下するコースでは前半200kmは砂丘、後半はフェシュフェッシュと大きく特徴づけられる。ビバークを出て58kmのリエゾン、その後パート1とパート2に分かれるSS、その間に185kmのニュートラルゾーン(競技を行わない区間)がある。昨日に続いて、今日も難しい。この難関をクリアすれば、鉱山地帯のピストを走行し、ラ・ポルターダ岩山の麓、アントファガスタのビバークが待っている。
 

バレダ 挽回、ペテランセル 驚かす…

 
今日の砂丘とフェシュフェッシュのステージを制したのは、スペイン人ホアン・バレダ (Honda),今大会4度目のステージ優勝。SS2位はエルダー・ロドリゲス(Honda)、3位はシリル・デプレ(Yamaha)。総合トップのマルク・コマは11’26”の差でSS5位のゴール、しかし、それでも総合2位のホアン・バレダ と44’24”の差がある。
 
オート部門では、ナセル・アルアティヤが今大会2度目のステージ優勝。しかし、なんといっても今日の勝者はステファン・ペテランセル、総合トップのナニ・ローマに10分近いタイムを縮めて、総合タイムの差が2’15”になった。

 
昨日、オーバー・スピードで15分のペナルティを科されたバレダ だが、相変わらず優勝へのチャンスを窺い、アタックを続ける。今日のイキケからアントファガスタまでの688kmの長いステージ、バレダ はSSパート1を10番目にスタートした。彼は理想的なこのスタートを生かし、先を走るトップ集団の轍を追う。そして、後半のピストで6台追い抜き、チームメイトのエルダー・ロドリゲスに7’42”の差をつけてゴール、SS3位のデプレに9’26” の差だった。
 
一方、デプレは2番目のスタート、先を走るマルク・コマにすぐに追いつき「かつての」ライバル同士、終始二人で走った。リスクを負わないよう、しかし適度なスピードを保ちつつ、コマはバレダ に11’26”の差、SS5位でゴールした。
 
総合タイムでは2位のバレダ と44’24”の差、3位のウォーター・キーパー、ジョルディ・ビジャドムス(KTM)とは2時間以上の差でポディウムの心配は無いに等しい。ビジャドムスも、エンジンを交換して昨夜15分のペナルティを受けた。
シリル・デプレは総合で順位を上げ6位になった。
 
総合4位にいたチリ人、ハレミアス・イスラエル・エスケレが岩にぶつかって転倒し、リタイアになった。
 
総合3位をめぐって、ビジャドムス(KTM)、オリヴィエ・パン(Sherco)、ロドリゲス(Honda)、デプレ(Yamaha), ヤクブ・プシゴンスキ (KTM)らのバトルが楽しみだ。
 
クワッド部門ではセルジオ・ラ・フエンタ(Yamaha)とイグナシオ・カザレ(Yamaha)との間で、昨日に続き終日サイド・バイ・サイドの熾烈なバトルが続いた。しかし、二人がナビゲーション・ミスしている間に、トップに躍り出てアントファガスタのステージを制したのは、ロシア人セルゲイ・カリヤキン(Yamaha)、初優勝。
 
総合では依然としてカザレ(Yamaha)がトップをキープ、総合2位のラ・フエンタ(Yamaha)に24’36”の差をつけている。総合3位のラファウ・サノク(Yamaha)は4位と3時間40分も差が開き、ほぼポディウムは確定のようだ。
 
オート部門、今日の最大のニュースはカルロス・サインツのリタイア。昨日サスペンションの故障で遅れ、今朝15番目のスタート、CP1では3番目のタイムで通過していたが、SSのパート1とパート2の間のリエゾンでコースから飛び出した。車は大きなダメージを負ったが、幸いサインツにはけがが軽く、メディカル・カーで救助された。
 
一方、昨日11分タイムを縮められた総合トップのナニ・ローマ、今日はさらに砂丘でスタックと後半のパンクで、9’55”縮められた。チームメイトでありライバルでもあるステファン・ペテランセルに2日間追い上げられ、大きなプレッシャーがかかる。一方、追うステファン・ペテランセルは、弾丸のような走りでコースをオープンした。後発のナセル・アルアティヤはその利を生かし、ペテランセルの轍を追った。結果ゴールで、ペテランセルと 3’50”の差でステージを制した。通算19回目のステージ優勝。SS3位はナニ・ローマ、13’45”の差。何よりもアルアティヤは、ライバル、ド・ヴィリエに28’15”、砂丘でスタックして30分あまりを失ったオーランド・テラノヴァに33’48”ものタイム差をつけたラッキーな一日になった。
 
総合では波乱の一日、総合トップはナニ・ローマがキープするも、ペテランセルとの差はわずか 2’15”、3位に浮上したアルアティヤは、トップとの差46’01”。総合4位のド・ヴィリエとは28′15”、テラノヴァとは28’35”の差で、バルパライソの最終ゴールまで、この3人のバトルは目が離せない。
 
カミヨン部門でも新しい動きがあった。チェコ人、アレス・ロプライスが今大会初のステージ優勝。アンドレイ・カルギノフ(Kamaz)がジェラルド・デ・ローイ(Iveco)を押さえてSS2位でゴールした。トップとの差はそれぞれ、37”、6’01”。結果、総合でデ・ローイがトップをキープするが、総合2位のカルギノフ(Kamaz)との差はわずか7’55”とった。この先が楽しみだ。
 
 

US – Stage 10 – Car/Bike – Stage Summary… 投稿者 Dakar


第9ステージ カラマ – イキケ
リエゾン:29 km SS:422 km

今日のコース

ダカール・ラリー2014は最北のビバーク、イキケに向かう。途中、今大会始めての海岸べりの走行。SSの前半はグラベルコース、その後150kmにおよぶアタカマ砂丘越えが待っている。SS最後は、恒例のイキケのウルトラ下り。3kmにわたって30%の勾配を下るスリリングな激坂だ。
 

コマ, リザルトをさらに叩き、ペテ、穴を埋める…

 
今日のフェシュフェッシュと砂丘のステージを制したのはマルク・コマ、今大会2度目のステージ優勝で、総合トップの座をより確実なものとした。通算23回目のステージ優勝。一人だけになったライバル、バレダ とは1’21”の差、デプレと5’28” の差だった。オート部門ではアタックが大きな功を奏したペテランセルがステージを制した。今大会3度目のステージ優勝、総合でトップのナニ・ローマとの差が12’10”まで縮んだ。
 
第36回大会の最大の山場と言われていた今日の第9ステージ、カマラからイキケまでの422kmのSSでは、誰よりもマルク・コマが安堵の結果となったのではなかろうか。今朝バレダ 、デプレに続き3番目にスタートしたコマはすぐに追いつく。コースを巧みにかわし、トップ・タイムでゴールを抜け、SSゴール手前10kmあまりのところでに燃料トラブルでタイム・ロスしたデプレに 5’28”の差をつけ、ステージ優勝を果たした。
 
アラン・デュクロ(Sherco)は今日もまたトラブル。バイクのバルブが壊れ、チームメイトのフランシスコ・エラスリスに牽引されてビバークに到着、これでデュクロの夢も絶たれた。一方、コントロール・ゾーンをオーバー・スピードで走ったホアン・バレダ は15分のペナルティを科され、総合トップのマルク・コマと 55’36′のタイム差になった。そして、デュクロ失墜はコマのウォーター・キーパー、ジョルディ・ビジャドムス(KTM)の総合3位の位置をより安泰にさせた。
 
SS2位でゴールしたシリル・デプレは総合8位と1つ順位が上がったが、総合ではトップのマルク・コマと2h30′の差がある。そして今日の特記事項は、レディスの総合トップにいるライア・サンス(Honda)、SS7位という快挙を遂げた。
 
クワッド部門ではリーダー、イグナシオ・カザレ(Yamaha)が思わぬトラブル。Km177でパンクでストップ、修理が長引いてしまった。その間にセルジオ・ラ・フエンタ(Yamaha)、ラファウ・サノク(Yamaha)らに次々と追い越される。ステージを制したのはオランダ人、セバスチャン・フセイニ(Honda)、再出発してスパートしたカザレはなんとかSSトップとの差24’58”でゴールした。
 
総合ではカザレがトップをキープ。2位ラ・フエンタ22’34”の差、3位サノク46’28”。今日活躍したフセイニは総合4位だが、トップと3時間以上もの差がある。
 
SSの初盤はフェシュフェッシュのピストでモト&クワッドらがかなり荒れる。その後にスタートするオート部門は、できるだけ早い方がより有利だ。ナセル・アルアティヤは1番目のスタートなのでコースオープン役、しかしその利を充分生かせない中、ステファン・ペテランセルが全力をかけてアタックする。後半の砂丘ステージではいくつかのウェイ・ポイントを通過しなければならず、ナビゲーションが非常にむずかしい。ここで砂丘を得意とするペテランセルがアドバンテージをとって、トップ・タイムでゴールを通過。アルアティヤに2’17”の差でステージを制し、今大会3度目、通算64回目のステージ優勝を果たした。通算のステージ優勝回数は、これまで最高だったカミヨン部門のチャギン(Kamaz)を抜いて、最高記録。
 
しかし、この最高記録にもかかわらず、ステファン・ペテランセルことMr.Dakarは、総合タイムでまだナニ・ローマに追い付かない。今日のSS3位でゴールしたカタルーニヤ人、ナニ・ローマが総合で相変わらずトップをキープ、2位のステファン・ペテランセルとは12’10”の差。
 
そして、不運だったのはカルロス・サインツ、km195でサスペンション・アームを壊し、応急処置した後イキケのビバークまでトロトロ運転でたどり着いた。オーランド・テラノヴァは1度のパンクにもかかわらずSS3位、トップとのタイム差 14’14”と快調な走りだった。一方、ジニエリ・ド・ヴィリエは2度のパンクとナビゲーション・ミスでややタイム・ロスし、トップとの差, 22’57”でSS5位でゴール。
 
総合でオーランド・テラノヴァは3位につけているが、トップとの差は54’33”、総合4位のナセル・アルアティヤも59’46”の差がある。
 
カミヨン部門ではアンドレイ・カルギノフ(Kamaz)が今日も冴えたナビゲーションと終日のアタックで、2日連続のステージ優勝。今大会3度目、通算8度目のステージ優勝だ。SS2位のジェラルド・デ・ローイ(Ivevo)は19’07”、SS3位、エドワルド・ニコラエフ(Kamaz)、28’47”の差。
 
総合では、オランダ人デ・ローイ(Ivevo)がトップをキープ、2位のカルギノフ(Kamaz)と 13’28の差、3位のニコラエフ(Kamaz)に 1h21’41”の差をつける。
 

US – Stage 9 – Car/Bike – Stage Summary… 投稿者 Dakar


第8ステージ
モト&クワッド部門: ウニユ – カラマ
オート&カミヨン部門:サルタ - カラマ

 
<モト&クワッド部門>  リエゾン:230 km SS:462 km
<オート&カミヨン部門> リエゾン:510 km SS:302 km
 

今日のコース

ダカール・ラリーはアンデス山脈のコルディエール峠を越え、チリへと舞台を移す。
モト&クワッド部門のSSは「天空の鏡」と呼ばれる世界最大の塩湖、ウユニ湖を抜ける400kmのSS。 終始トゥヌパ火山(標高5300m)が見下ろす、空と大地が一体になって織りなす夢のような景色の中のステージだ。
オート&カミヨン部門は別コースでカマラのビバークを目指す。スピードを出しやすいコースだが、無理に追い越したりせずに、スタート時のポジションをキープするほうが得策かもしれない。
 

デプレ、ちからを示す、アルアティヤとペテランセル、アタック・・・

少しコースが変更された今日の第8ステージ、シリル・デプレが今大会初めてのステージ優勝。オート部門ではローマがパンクでタイムを失う中、アルアティヤがステージ優勝、ペテランセルに8’07の差をつけられた。しかしそれでもナニ・ローマは総合トップを保持。
 
天候状況が悪く予定されていたウユニ塩湖を通過するコースが変更になったが、それでもカラマまでの499kmの長いステージ。今朝3番目にスタートしたシリル・デプレが、すぐにマルク・コマに追い付きしばらく一緒に走った後、ホアン・バレダに追い付く。バレダ は全力でアクセルを踏むが、最終的にシリル・デプレがステージを制した。バレダ に 2’10の差、マルク・コマに2’16の差だった。続くのはポルトガル人エルダー・ロドリゲス(Honda)、そしてフランス人オリヴィエ・パン(Sherco)が4位、5位。アラン・デュクロ(Sherco)はSSの初盤でバイクの故障、35分あまりを失う痛手を負った。 
 
総合では、トップのマルク・コマに続いて2位はホアン・バレダ。3位のジョルディ・ビジャドムス(KTM)は少し遅れ、1h27’22と差が開いた。4位にはフランス&マリの混血アラン・デュクロ(Sherco)が留まる。今日のSS優勝者シリル・デプレは総合9位、トップと2h23’58の差がある。
 
クワッド部門では、チリのイグナシオ・カザレ(Yamaha)が終日果敢に攻め、今大会4度目のステージ優勝を果たした。通算5度目。SS次席のセバスチャン・フセイニ(Honda)に8’38、セルジオ・ラ・フエンタ(Yamaha)に15’25のタイム差。総合では、ラ・フエンタに21’40、ラファウ・サノク(Yamaha) に45’56のタイム差でカザレが1位を保守する。
 
オート部門では、途中少しナビゲーションの難しい場所を除き、ほぼ全体が超スピードコース。主なタイトル狙いの競技者の目標は、スタートした順位でゴールすることだった。総合トップにいたナニ・ローマは2度のパンクを喫し、SS6位、トップとの差9’19でゴール。それでも、明日6番目のスタートで、決して悪い位置ではない。
 
アタックする戦略でいたステファン・ペテランセルもSS2位でゴールしたものの、総合トップとの30分あまりのタイムを大きく縮めることはできなかった。一方、ナセル・アルアティヤとカルロス・サインツは今日もサイド・バイ・サイドの熾烈なバトルを繰り広げ、最終的にアルアティヤがステージを制した。今大会初めてのステージ優勝、通算18回目。SS2位はペテランセル、1’12の差、SS3位はサインツ2’36の差。
 
総合では、スペイン人ナニ・ローマが2位のステファン・ペテランセルとのアドバンテージを1/3ほど失い、23’46の差となった。総合3位はジニエリ・ド・ヴィリエ、トップとの差48’25。オーランド・テラノヴァは本日のSS4位、総合でジニエリ・ド・ヴィリエとわずか3’30しかない。
 
カミヨン部門では、アンドレイ・カルギノフ(Kamaz)が今大会2度目のステージ優勝を果たし、総合でもリーダーに迫った。SS2位はジェラルド・デ・ローイ、5’15の差、SS3位はチームメイト、ドミトリー・ソツニコフ(Kamaz) 6’55の差。総合では依然として変わらず、ジェラルド・デ・ローイがトップをキープ、2位のアンドレイ・カルギノフ(Kamaz)に32’35の差、3位のエドワルド・ニコラエフ(Kamaz)に 1h12’01の差。
 
 

US – Stage 8 – Car/Bike – Stage Summary… 投稿者 Dakar


第7ステージ
モト&クワッド: サルタ – ウユニ
オート&カミヨン部門: サルタ - サルタ

 
<モト&クワッド> リエゾン : 373 km SS : 409 km
<オート>     リエゾン : 230 km SS : 533 km
<カミヨン>    リエゾン : 230 km SS : 525 km
 

今日のコース

今日は500kmものSSがあるループコース、ペース配分をどのようにとるかが問われるステージだ。SSの初盤は石だらけの固いグラベル、中盤はハイスピードコース、終盤はハイスピード兼テクニカルコースで、ほぼ全域が標高3500m以上の高地。モト&クワッド部門は2度目のマラソン・ステージ、ゴールはボリビアのウユニ湖、そのビバークではメカニック無しの1夜となる。一方、オート&カミヨン部門はボリビアには入らないで、昨日と同じサルタのビバークに戻る。
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バレダ とサインツ、最強の走り! コマとローマ、守りの走り !

大会7日目、ダカール・ラリー史28番目の通過国、ボリビアに入る記念すべきステージ。スペイン人ホアン・バレダ が今大会3度目のステージ優勝、総合でトップのマルク・コマに4’03とタイムを縮めた。オート部門はモト部門と別ルートでボリビアには入らない。500kmのループコースはバギーのカルロス・サインツにややアドバンテージがあったか、通算27回目のステージ優勝となった。しかし、総合トップのナニ・ローマに縮めたタイムにわずか1’52だけ。
 
モト&クワッド部門の今日の平均高度は3700m、予定では409kmのSSだったが、前日の雨の影響で104km短縮された。今日5番目のスタートを上手に利用して、終日アタックし続けたホアン・バレダ が今大会3度目、通算8度目のステージ優勝を果たした。総合タイムでマルク・コマに4’03の差。ライダー自身だけでなくバイクもさらに限界へと奮い立たせても、総合2位からさらに上るにはまだまだ十分でないようだ。
 
コマは今朝3番目のスタート、バレダ が追い越すとすかさずぴったりくっついて、総合タイムの差をキープすべくコントロールして走った。同じ戦略でシリル・デプレもSS3位でゴール、トップと5’35の差だった。
 
反対に残念な結果となったのが、昨日のステージ優勝、アラン・デュクロ(Sherco)、第1走者としてコースをオープンする役が裏目に出て、SS初盤にミスコース、結果ウユニ湖のゴールで20分近くトップに遅れることとなった。ウユニ湖のゴールではボリビアのモラレス大統領がプライベートで競技者の応援に姿を見せ、数千人もの観衆が待ち受けていた。
 
モト部門の総合トップは依然としてマルク・コマ、2位にはホアン・バレダ が浮上、38分あまりの差。コマのウォーター・キーパー、ジョルディ・ビジャドムス(KTM)は総合3位、バレダと38分の差と、1位と2位、2位と3位が同タイムの差。大会後半の1日目からして、既に激しいバトルの様相を呈し始めている。
 
オート部門でもますますトップ争いが激しくなってきた。その折、オーランド・テラノヴァは昨夜スポーツマンシップに反する行動をとったとの理由で15分のペナルティが科され、総合順位もジニエリ・ド・ヴィリエと交代し4位になった。これが無ければ、ナニ・ローマとステファン・ペテランセルとの3つどもえのバトルに加わることができたはずだったのに・・・。
 
そして、カルロス・サインツとナセル・アルアティヤのバトルも待たれてきたが、ここ第7SSでも熾烈な争いを披露。バギー向けの今日のSSで、カルロス・サインツはド・ヴィリエがパンク・ストップしている間に追い越し、広いスピード・コースでマックスのアタック。結果、今大会2度目、通算27回目のステージ優勝となった。アルアティヤの小さなナビゲーション・ミスも彼に幸いした。SS2位はアルアティヤ、4’24差、3位はペテランセル、7’04の差。
 
ステファン・ペテランセルは今日は第1走者、コースをオープンするのにコース上に出てきたラマの群れなど、度々ストップを余儀なくされていた。
 
総合タイムでは、ミスター・ダカールことペテランセルは1’52しかローマにタイムを縮めることが出来ず、相変わらず30分以上の差がある。ローマは大会後半の週、ポディウムを目指して無理をせず90%の走りに抑えているようだ。今日のSSはカルロス・サインツの次、SS1位との差8’56、7位でゴールした。
 
ジニエリ・ド・ヴィリエは高地でガソリン・エンジンというハンディキャップに加えパンクを喫したにもかかわらずSS8位でゴール、総合3位を固守した。それを追うオーランド・テラノヴァ、ナビゲーション・ミスとパンクで、トップと16’25の差でSSをゴールした。総合でジニエリ・ド・ヴィリエとの差は6’11。
 
クワッド部門では、イグナシオ・カザレ(Yamaha)が再びステージを制し、今大会3度目のステージ優勝。SS2位のセバスチャン・フセイニ(Honda)に7’40、SS3位のセルジオ・ラ・フエンタ(Yamaha)に8’38の差。総合ではチリ人、カザレがトップ、2位のラ・フエンタに6’15の差、3位のラファウ・サノク(Yamaha)に29’52の差をつける。
 
カミヨン部門では、大会2週目の初日、タイトル保持者のエドワルド・ニコラエフ(Kamaz)が今大会初のステージ優勝を果たした。SS2位はチームメイトのドミトリー・ソツニコフ(Kamaz) 3’35、3位はジェラルド・デ・ローイ、4’34。しかし総合では依然としてイベコのオランダ人、デ・ローイがトップを押さえ、2位のアンドレイ・カルギノフ(Kamaz)に37’50、3位のニコラエフ(Kamaz)に1h03’08の差をつけている。
 
 

US – Stage 7 – Car/Bike – Stage Summary… 投稿者 Dakar


第6ステージ トゥクマン – サルタ
<モト&クワッド> リエゾン: 64 km SS:400 km
<オート>     リエゾン:270 km SS:424 km
<カミヨン>    リエゾン:394 km SS:156 km
 

今日のコース

トゥクマンをスタートした後、コースは有名なルート40に沿って北に向かい、アルゼンチンで最も美しい景観の1つと言われる地域に入る。このコースでは、他の競技者とタイムを広げる可能性はあまりないかもしれないが、いつもの顔ぶれでない競技者がステージ優勝を手にするチャンスがある。モト部門は、山岳部を抜けて川を渡る新しいコース。コースには様々な動物が飛び出す地域なので、最後まで気を抜けない。明日は休息日。
 

デュクロ 8年ぶり、ペテランセルレコード更新

ダカール・ラリー第6ステージ、ベルギー人ライダー、エリック・パランツの訃報がダカール・ラリー一行に衝撃を与えた。モト部門ではアラン・デュクロが、バマコのステージ優勝以来、8年ぶりのSS優勝。ステファン・ペテランセルは通算63回目のステージ優勝、総合トップのナニ・ローマとのタイムを30分近くまで縮めた。カミヨン部門では相変わらずジェラルド・デ・ローイが総合トップを押さえる中、ピヨートル・ベラシウスがSSで最速タイムを記録した。
 
マリとフランスの混血、アラン・デュクロの成果は入念に準備されてきた。450 Shercoが昨年に比べて目を見張るほどの向上を遂げ、今大会のスタート以来、彼はその競技性の高さについて確証していた。ラリーレイドで空白のシーズンを過ごした後の、技術上または体力的なプランの上でも十分機が熟していることを確認していた。この5日間のステージで、3度もトップ5に入り、彼はエンデューロタイプの今日のSSをマークしていたに違いない。今朝9番目のスタート、5人のライダーを追い抜き、サルタのゴールをベストタイムで通過した。2006年、地元マリのバマコのステージ同様、マルク・コマをおさえてのステージ優勝、しかしその時と同様、マルク・コマは総合で大きくタイムを引き離している。
 
アラン・デュクロがポディウムを狙うとしたら、果敢にアタックし、ある程度コンスタントに上位順位に定着する必要があろう。今のところ、タイトル保持者は誰もそれを実践し得えていないが。
 
チャレコ(フランシスコ・ロペス)はKm211で転倒、最終ゴールでのポディウムへの夢は消え失せた。反対にホアン・バレダ は本日SS4位でゴール、デュクロとわずか2’22”のタイム差でゴール、総合トップのコーマと42分あまりの差で、逆転が狙える範囲で、休息日を迎えられる。
 
クワッド部門では、ポーランド人、ラファウ・サノク(Yamaha)がステージ優勝、タイトル争い3人に入り込んだ。SSで2位はセルジオ・ラ・フエンタ、54”の差、
 
総合タイムではセルジオ・ラ・フエンタが依然としてトップをキープ、次席のサノクに22分あまり、3位のイグナシオ・カザレ(Yamaha)に24分あまりの差と際どい。チリのライダー、チャレコ(フランシスコ・ロペス)がリタイアした今、カザレに国民の期待がかかる。
 
昨日様々なトラブルに悩まされたカルロス・サインツ、Miniが当然のように総合トップ5の内の4台を占める。ナーニ・ローマの悠々たる総合トップの実力示威は、彼のオート部門での初優勝を約束しているかのように見える。だがローマは、彼のチームメイト、ペテランセルがやや後方からゴールするのを見た。しかも、予想以上に早い。
 
通常夜の間に、GPSをチェックして違反者にペナルティが科されるが、サインツとアルアティヤに1時間のペナルティが科され、ローマが自動的に1つ順位を上げたばかりだった。だが同時にペテランセルにもタイトルを手にする希望をもたらした。トゥクマンのSSをトップタイムで通過したペテランセルは通算63回目のステージ優勝(最高優勝記録を持つウラジミール・チャギンと並んだ)、総合トップのナニ・ローマと33′の差となり、12回目の総合優勝への見通しが明るくなった。さらにステファン・ペテランセルにとっては、休息日前のステージで、総合2位にいるチームメイトのアルゼンチン人、オーランド・テラノヴァとも3分あまりの差に縮めた。
 
今日のSSは156kmと最短のコースのカミヨン部門、ジェラルド・デ・ローイが総合トップを維持。ステージ優勝したのはKamazのピヨートル・ベラシウス。今朝は12番目のスタート、ごぼう抜きにライバルを追い越し、通算2度目のステージ優勝を手にした。


US – Stage 6 – Car/Bike – Stage Summary… 投稿者 Dakar


第5ステージ : チレシト – トゥクマン
リエゾン:384 km SS:527 km
 

今日のコース

 
モト&クワッド部門とオート&カミヨン部門が別々のコースを走った2日間の後、今日はいつも通りの全者単一コースに戻る。SSの大部分が砂路面で、非常に忍耐が強いられる上、ナビゲーションも超ハイレベル。しかもこの地域は気温も高く、長く厳しい一日のリスク満載のコースだ。今日のSSでは、先頭集団から離脱する者、マシーンを痛め、ビバークで徹夜の修理が必要な者など、波乱の日となることが予想される。

今日のSSは211km のSSパート1、ニュートラルゾーン111km、205km のSSパート2で構成される予定だった。しかし、気温が47℃にも達し、主催者が安全上の理由からコース変更。モト部門は、SSパート2をキャンセル、オート&カミヨン部門も107km(CP1まで)に縮小された。
 
 

コマとナニ・ローマ、カタルーニヤ人がステージを制す

 
ダカール・ラリーで3度の優勝記録を持つマルク・コマが本日のステージ優勝。同国人ナニ・ローマがオート部門でステージ優勝、ライバルナセル・アルアティヤに30分近いアドバンテージをとった。ジェラルド・デ・ローイがカミヨン部門総合トップをキープ、総合2位のアンドレイ・カルギノフ(Kamaz)に30分以上のタイム差をつける。

この4日間で優勝候補者らがさまざまな理由でポディウム獲得に苦労したり、戦線を離脱したりしている一方、大会第5ステージの今日ライバルたちに大きくタイム差を開けて,コマがステージを制した。

今朝は昨日ステージ優勝したホアン・ペドレロ・ガルシア(KTM)がSSの第1走者。前を走るペドレロやチャレコことフランシスコ・ロペス、バレダらを追い越し、マルク・コマはライバルたちを大きく引き離しトップ・タイムでパート1のゴールを通過した。2013年大会で肩を怪我したコマだが、今日のSSでは大きなナビゲーションミスもせず、リスクを避けながら走りきった。一方ライバル、パウロ・ゴンサルヴェス (Honda)はバイクから火が出てリタイア、シリル・デプレはエンジンのオーバーヒートやナビゲーションミスなどで45分ものタイム・ロスした。ホアン・バレダ(Honda)やオリヴィエ・パン(Sherco)は50分以上の差をつけられた。

チームの結束はマルク・コマの絶対譲れないコンセプトの一つ、それを示すかのように彼のウォーターキーパーのジョルディ・ビジャドムス(KTM)もゴールに13分遅れで到着する。

SSパート1が終わったところで、一瞬運が手から離れたかと思った。燃料タンクから漏れていたのだ。ビジャドムスと一緒になんとか修理しホッとしたところ、そこにパート2がキャンセルになったとのニュース。最終的に総合タイムでもコマはトップに浮上、2位のホアン・バレダ に41分、3位のチャレコことフランシスコ・ロペスに53分もの差をつけることになった。

クワッド部門は、モト部門同様、SSのパート2がキャンセルになり、順位に大きな変動はなかった。ステージを制したのはセルジオ・ラ・フエンタ、通算3度目のSS優勝。総合トップはセルジオ・ラ・フエンタ、2位イグナシオ・カザレ(Yamaha)、3位にラファウ・サノクと続く。

オート部門でもカタルーニヤ人、ナニ・ローマが最上のパフォーマンスを見せた。もちろん、その成果の陰にはコ・ドライバーのミッシェル・ペランの完璧なナビゲーションの助けも見逃せない。前大会以来、彼ら二人は、ハンガリー・バハ、スペイン・バハ、デザート・チャレンジ(アブ・ダビ)、デサフィオ・ルータ40(アルゼンチン)で負けなしを続けている。そしてこの二人のコンビはローマがリズムをキープ、ペランがナビゲーションでの冴えを維持し続け、このダカール・ラリー大会でも続いているようだ。特に今日のナビゲーションは冴えわたっていた。

今日のSSゴールで、かつてのモト総合優勝者(2004年)は、次席のジニエリ・ド・ヴィリエに4’20”の差をつけてゴール、カタルーニヤ人のダブル優勝は、ファンを喚起させたに違いない。一方、カルロス・サインツはチレシトをリードしてスタートしたにも関わらず、km163で彼のバギーが電気系トラブルでストップ、結局ローマに1時間15分もの大差をつけられてしまう。

しかしナニ・ローマも決してうかうかしてはいられない、SS2位のジニエリ・ド・ヴィリエ(Toyota)はわすか4分あまりの差、チームメイトのオーランド・テラノヴァも20分あまりの差でゴールだ。相変わらずナセル・アルアティヤは野心満々、ステファン・ペテランセルもわずか39分の差で、このまま4位の位置に甘んじているとは思えないし、ライバルジニエリ・ド・ヴィリエ(Toyota)も41分の差で虎視眈々と逆転を狙っているはずだ。

総合順位では、サン・ミゲル・デ・トゥクマンのゴールで、Mini4台がトップ5を凌駕している。

カミヨン部門では、ドミトリー・ソツニコフ(Kamaz)が初めてのステージ優勝。総合ではジェラルド・デ・ローイが1位、Kamazのカギロフ、ニコラエフ2台が2,3位と追いかける。昨日まで総合2位にいた同国人、マルセル・ファンフリートは8位に後退、トップとのタイム差2時間あまり。


US – Stage 5 – Car/Bike – Stage Summary… 投稿者 Dakar


第4ステージ :サン・ホアン - チレシト
モト&クワッド リエゾン : 210 km SS : 353 km
オート&カミヨン リエゾン : 211 km SS : 657 km

今日のコース

マラソン・ステージでメカニックによるアシスタント無しの一夜を過ごしたライダーらは、今日はその後半にかかる。353kmのSSの初番はナビゲーションの難しい険しいカーブが多いコース。その後、トライアルコースのような崖を登ったり、崖上の細道を抜けるなど、高いライディングテクニックとタイヤの保持に気配りが必要だ。

昨夜、ミスコースなどでビバークへ遅くなっても到着できないライダーが続出し、その為、主催者はスタートを2時間遅らせて9 :10のスタートとした。第一走者は昨日ステージ優勝のホアン・バレダ 。

一方オート&カミヨン部門は2005年のズエラット~ティシット間以来という、非常に長いSS。パート1,2に分かれる。また最初のスタートがいつもと逆のカミヨンからで、カミヨン&オート部門が混合で争うことになる。コースは山岳部から始まり、何度かリオ(川)越えがあった後、渓谷の中を抜け、広いグラベル路面となる。パート2では標高3400m級の高地の通過もある。

デプレ後退、サインツまた熾烈なバトル

ダカール・ラリー2014の4日目、ホアン・ペドレロ・ガルシアが初ステージ優勝。一方優勝候補シリル・デプレはゴール手前でタイムを大きく失い、総合タイムでトップとの差が40分以上も開く結果になってしまった。オート部門でカルロス・サインツがナセル・アルアティヤと終日熾烈なバトルを繰り広げた。ステージ優勝を手にしたのはナニ・ローマ、総合でもトップにたった。

ここまでチャレコことフランシスコ・ロペスはホアン・バレダ にショーの主役をまかせてきた。しかし、4日目のSSのパート2でチャレコ(フランシスコ・ロペス)は今まで抑えてきたものをはじき出した。終日アタックを続け、全部のチェックポイントをトップで通過した。それでも彼の12回目のステージ優勝を手にすることはできなかったが、その力強い走りはタイムの上で大きなメリットのある一日になった。一方、ホアン・バレダ はナビゲーション・ミスで大きくタイムをロス、バイクを押しながらゴールするという波乱の一日。しかし、総合でトップをキープ、ステージ優勝したマルク・コマ(KTM)に3’10”のタイム差をつけている。そして、彼らに続いてゴールしたのはホアン・ペドレロ・ガルシア、かつてはKTMでコマのウォーターキーパー役を果たしていたが、今日はShercoのマシーンでロペスと29”差でゴール。

シリル・デプレは終日理想的な走りを続けていたが、ゴール手前10kmあまりの地点でイリトラックが壊れ、同時に電気の配線を切ってしまうアキシデントに見舞われた。なんとか修理してゴールしたものの、総合タイムでトップと41分もの差がつくことになってしまった。一方、第2ステージで優勝したサム・サンダーランド(Honda)はエンジンの故障でレースを離脱することになってしまった。

オート部門、第1走者のナニ・ローマがスタートしたのは朝7時20分。本日のSSは157kmのニュートラル区間(競技の対象にならない移動区間)を挟む217kmと 284kmの二つのパートからなる。トップにスタートし、コースをオープンしたローマ(Mini)を押さえてステージを制したのはカルロス・サインツだった。総合でも2位に浮上した。前日数回のパンクに悩まされたカルロス・サインツだが、今日は彼のバギーSMGを弾丸のように走らせて他の競技者を寄せ付けず、通算26回目のステージ優勝を手にした。SS2位のステファン・ペテランセルは途中パンクで遅れ6分あまりの差でゴール、続いたのはナセル・アルアティヤで8’58”の差。
総合順位ではカルロス・サインツがトップに浮上し、一方ナニ・ローマがわずか2’06”の差で2位、総合トップのディフェンサー範囲内をキープしている。

そして総合3位は意欲満々のナセル・アルアティヤ、6’56”の差、続くのはオーランド・テラノヴァ(Mini)トップとの差は 13’08”。総合5位のステファン・ペテランセルも18’10”、まだまだ優勝が想定できる範囲にいる。

カミヨン部門ではジェラルド・デ・ローイが今大会2度目のステージ優勝、通算26回目となった。総合でもトップに浮上したが、わずかなミスでも大きくタイムロスがありうるカミヨン部門なので、総合2位のマルセル・ファンフリートと36分あまりの差は決して安泰とは言えないタイムだ。


US – Stage 4 – Car/Bike – Stage Summary – (San… 投稿者 Dakar