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自然環境の保護

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The 2009 route

自然保護は場所を提供してくれる人々への感謝

ダカールラリーはアフリカの大地で走らせてもらった。そして、今回は南米で走らせてもらう。手放しでワクワクしているだけではいけない、我々はそれ相応の責任があるのだから。主催者だけでなく、競技者や参加するすべての関係者は、この大地を使わせていただくことに対して感謝を示さなくてはならない。この意味で、ダカールラリーを信頼し、すばらしい場所を提供してくれるアルゼンチンとチリに敬意を払い、感謝の念を示そう。

ダカールラリーが南米に招かれ、開催が決まった時以来、ASOは、開催地に対して敬意を払うよう様々な対策を検討してきた。アルゼンチンとチリは共に、動物や植物が豊かな、変化に飛んだ大自然の国である。

都市部では高い人口密度でありながら、一方では、ほとんど居住者のいないゾーンがある。両国とも、たくさんの国立公園があって、走行についての厳格な規定がある地域がある。コース設定するにあたって、自然保護の観点から現地と入念な相談を繰り返し、両国の大自然にダメージを与えないようなルートの選択をした。

国立公園などの走行禁止地域を示した地図を配布する

国立公園のベーシックな規則やその迂回コースについてのインフォメーションをもらい、環境省の協力を得て、幾つか想定コースを選んだ。そして、アルゼンチンの国立公園管理局、チリの国立環境保護庁から詳細な現地地図を提供してもらい、植物や動物保護のため、競技者らに走行禁止区域を示した地図を作成する。この自然保護対策は、国立公園などの自然を守ることばかりでなく、現地に住むインディアン部落の保護も目的としている。最初にこの地で大会開催が検討された時から、インディアンたちと自然保護については重要な課題となっていた。このように多くの現地情報を元に大会のコースが設置され、走行禁止区域などを示した地図が、レース中参加者らに配布される。

ダカールラリーは2,000人ものキャラバン隊が毎日、毎日移動する大会である。この大所帯を賄うために、たくさんの関係者が食べ物を提供したり、会場を設置したり、電気やその他の設備を設置したりなどの作業にかかっている。ビバーク地も毎日移動するので、一夜明けると解体しては次のビバーク地に移動してまた設置するという作業を繰り返す。使ったビバーク地をきれいに使って、使わせてくれた人に返すのは道理である。ダカールラリーは、このために、競技者たちが出発した後のビバーク地を掃除し、ゴミを処理する業者を手配している。

2007年大会では、フランスエネルギー自制&環境機関に、ダカールラリーはカーボン・リポートの作成を依頼した。ラリーの競技車と直接・間接的にリンクした装置からガスの量を計算してもらったもので、環境に与える実質的な影響を把握することができる。

その結果、ダカールラリー2007年大会全体で24,000トンのCO2排出量は、1回のF1グランプリで排出されるCO2とほぼ同程度である。ダカールラリーで競技車の消費燃料、2,000トンのCO2排出量は、パリの環状線を走る車のわずか1日分しかならない。実際に排出するCO2の正確な数字を把握し、縮小を図ることが大事である。

エコロジーに対する責任を担う目的で、モト・クワッドは50ユーロ、オートは100ユーロ、カミヨンは150ユーロの<エコ負担金>を、各エントリー費から捻出することにした。収益金は、現地の自然保護団体に支援される。