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安全対策

セキュリティ:たゆまざる安全への探求

競技者ばかりでなく、道路で見守る観衆らの危険を回避するための対策は、われわれにとって常なる重要課題である。2007年大会で実施された安全強化対策は、2008年大会でも引き続き行われる。

ダカールラリー2007大会で実施された道交安全強化対策は下記のとおり。通過する国々の政府とタイアップして、いかにしてリスクを回避できるか分析した上で様々な対策を講じた。道交安全強化対策は、コラボレーション(共同作業)、インフォメーション(情報提供)/フォーメーション(研修)、ドキュメンテーション(書類配布)、プリヴェンション(予防)、セキュリーゼーション(安心させること)、取締りとペナリゼーション(罰則)のフェーズから成り立った。

コラボレーション(共同作業)

  • アフリカでの道交安全強化対策費として200,000ユーロ(約3,200万円)の予算が計上。
  • 7月から12月にかけて、ASO主催者側スタッフが通過国を訪問し、現地当局の担当者と会談を重ねた。
  • モーリタニアでは警官と地元警察との合同のオートバイ班が形成された。ASOの資金により、同オートバイ班に対してフランスの道交安全法の講習会を行った。
  • こうしたダカールラリーに向けて行われる一連の道交安全に関する教育は、地元住民らにとって、ダカールラリー開催時期に限らず、年間をとおして有用な生活習慣となる。

インフォメーション(情報提供)/フォーメーション(研修)

  • 道交安全強化対策パトロール隊の人員は13名(うち現地の警官・地元警察は6名、消防団員が2名)が、6台の回転灯やパネル、無線を備え付けた車両で活動した。
  • 道交安全強化対策パトロール隊は地元民たちに情報が行き渡るように現地役人らを指揮し、大会が通過する村落で地元指導者を選定し、情報伝達を担ってもらうことである。2007年大会では200名以上の地元指導者が選定された。
  • 2007年1月に、トータル社の海外県事務所およびASOの主催で、カイエ(マリ)で子供たちに、道交安全についての教育が行われた。学校の校長や先生に安全教育し、それを子供たちに教育するという方法で、7,500名を超える子供たちが道交安全教育を受けた。

ドキュメンテーション(書類配布)

競技者に対し:

  • アシスタント用のロードブックがより明確になり、通過村落についてのより詳細なインフォメーションを盛り込んだ。
  • アシスタントカー用のコースを記載したオフィシャル地図を作成。
  • 走行時間や、ビバーク地の詳細な出発予定時間などの様々なインフォメーションの書類を各競技者に配布。
  • リスボンの書類審査会場で、交通事故の置きやすいゾーンのドライビングについての映像を繰り返し放送し、またブリーフィングの折にも注意を喚起した。
  • 道交安全強化対策のガイドを大会の関係者に広く配布した。

現地住民に対し:

  • TOTAL社と道交安全対策パトロール隊によって、チラシ12,000枚を配布、ポスター700枚を掲示。
  • Tシャツ、キャスケット、オレンジ蛍光色の旗、ホイッスル、セキュリティ・テープがはいったキット600セットを、各地元責任者に配布した。

セキュリーゼーション(安心させること)

  • 道交安全強化対策パトロール隊はラリーが通過する数時間前から、通過する村落の地元責任者を配置につける。
  • 道交安全強化対策パトロール隊は現地警察が役目をきちんと執り行っているかどうか確認する。
  • 道交安全強化対策パトロール隊はラリーが通過する際、危険と思われる場所を警備する。
  • 通過直前にコースをチェックする下見班の車両は、道交安全強化対策パトロール隊をサポートする。

取締りとペナリゼーション(罰則)

  • モロッコでは、メインロードの要所で、現地警察がレーダーによるスピードコントロールを行った。
  • 毎日、全競技車のGPSの運行記録をチェックした。担当スタッフは5名。
  • 違反行為はすべて、道交違反として罰金の対象とした。
  • 2007年大会では、全部の罰金合計が21,650ユーロ(約350万円)、アクション・ダカールに寄付された。

アシスタント部門の車両は、アシスタント・カミヨンが90km/h、アシスタント・カーが110km/hのスピード制限。危ない地域/ステージでは、これ以下のスピード制限が設定されることがある。

村落の中を通過する時は50km/h。通過する村落によっては30km/hに制限されることもある。

アシスタントカーだけでなく競技車もスピードコントロールは昨年以上に多くなる。道交安全の規則は、プレスカー、主催者の関係車両、すべて対象となる。

2007年大会同様、チェックポイントのスタッフが医療チェックを行う。CPで医療関係者がアテンドすることにより、現場で競技者の体調などをチェックでき、大きなトラブルを避けることができる。

大規模な医療対策 : 医療班のスタッフは全部で50名。ビバーク地にはレントゲン、や局部手術の設備を備えた医療テントが毎日設置される。メディカル・ヘリコプター3基、メディカル・カー14台、探索用に飛行機1基。

FIM規定にのっとって、ライダーはスポーツ・ドクターによるメディカル証明書の提出が義務付けられる。耐久力テストやエコーカーディオグラフなどのチェックが必要。